中秋の名月に因んだ能

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昨日は中秋の名月でした。
観能見学会後、観世能楽堂からのお月さんです。

昨日の演目は…

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昨日は中秋の名月でした。
観能見学会後、観世能楽堂からのお月さんです。

昨日の演目は以下の通り。

≪仕舞≫
 三輪/駒之段/車僧
≪能≫
 源氏供養
≪狂言≫
 梟山伏
≪能≫
 融
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さて能楽講座の最終回は観能です。
講座にこの料金も含まれていて、しかも学生団体料金
更に前に席がない上に舞台真正面
聞いたところによると、自分でチケットを取ったらそんないい席にはならなかったとのこと。
講義も受けられて、安いいい席を取れるなら今度からこの講座で申し込もうと思いました。
(因みに講座は昭和女子大のオープンカレッジです。1万円を切ります)

今回の演目について。
仕舞は能の踊りの部分ですね。
三輪は三輪山のこと。人間に例えた恋の物語ですね。
駒之段は「小督」という能の中から。
段ものといういくつかの段があり、謡いどころや舞どころといったものを
独立させてこのような名があるようです。
○○の段=「△△」という能の演目、と決まり切っています。
車僧(くるまぞう)はボロボロの車に乗って往来する奇僧のお話。
それを見た天狗が誘惑したり、車を暴走させようとするけれどまったく動ぜず。
ところがその奇僧は引く牛もいないのに法力のみで車を疾走させるのです。
舞や謡い自体はそれぞれの年代の方々のご披露で、面白かったです。

源氏供養は源氏物語を書いた紫式部を弔うというお話。
法要して欲しいと石山寺を訪れた安居院法印が女に頼まれます。
その女は実は紫式部の霊。
その時代、現実にはないお話を書くことは仏教の教えでは罪であり、
成仏できないとされていたことから生まれたお話です。
更にもうひと展開あり、その紫式部自体が衆生のために現れた石山観音の化身。
…いろいろとその時代背景を理解していないと分かりにくい題材です。

梟山伏というは弟にもののけが憑いたといって
兄が山伏の元へ祈祷をお願いしに行きます。
その様子から梟が取り憑いたのだろうと祈祷を始めます。
が、念じれば念じるほど酷くなりついには兄にも…
最終的には追い詰められて山伏までもが梟に取り憑かれるというお話。
「ホー」と鳴く姿が笑いを誘います。
なんだか「菌(くさびら)」に似ています。

そうそう、能のようなシリアスな演目と
お笑いの狂言は本来抱き合わせで演じられます。
これは陰陽道という日本古来のモノの考え方で、
所謂プラスがあったらマイナスもというバランスを大事にする思想からになります。

さてさて続き。
ラストのは源融(げんじのとおる)のこと。
源氏物語のモデルとも言われています。
(藤原業平もそうですが)
京へと向かう僧が六条河原院の旧蹟で老人と出会います。
しかし海もないのに塩撒き姿で登場。
ここは昔融大臣(とおるのおとど)が陸奥の塩釜を模して造らせたところといい、
荒れ果ててしまって嘆かわしいと言って姿を消します。
(姿消しは「源氏供養」でも同じ。能にはよくあります)
その後若い公達姿で現れたのは融の霊。
中秋の名月の下で舞を見せます。
その舞が美しいこと
それまで眠くてちょっと居眠りしてしまいましたが、
バッチリ目が覚めました
う~ん、やはり美しいものは好きですね
(昨日のハーロックといい)

実は今回の演目、中秋の名月に因んだお題になっていました。
終演後に見学会があり、これは申し込めば誰でも見られるようです。
貴重な面や衣装など楽屋を拝見させて頂きました。

いや~この3日間眼福、眼福でした
まだ暇な日がありそうなので、今度は何しようかなと思っています。
(仕事もしますが…)

おまけ。
渋谷Bunkamuraから松濤へ向かうと坂の上に大きな松の木が見えてきます。
能舞台と一緒のような松の木でした。
それが観世能楽堂の目印です。
是非日本人ならば一度くらいは能を御鑑賞あれ
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